一軒家の遺品整理を業者に頼むとき、気になるのが費用です。
「4LDKだから、このくらいかな」と間取りから考える人もいるかもしれません。ただ、一軒家の場合は、庭や物置、倉庫などにも荷物が残っていることがあります。2階の家具をどう運び出すか、家の前までトラックを付けられるかといった条件も関係してきます。
この記事では、一軒家の遺品整理費用を考えるときに、間取り以外で確認しておきたいポイントを紹介します。
✓ 一軒家の遺品整理費用が間取りだけでは決まらない理由
✓ 庭・物置・倉庫などの荷物が費用に影響するケース
✓ 2階からの搬出や駐車スペースについて見積もり前に確認したいこと
一軒家の遺品整理では、部屋数だけでなく「家のどこに荷物が残っているか」が費用を考える材料になります。
たとえば、同じ4LDKでも、室内だけを整理する家と、庭の物置や車庫まで整理する家では作業する場所が違います。
見積もりを取るときは、部屋の数だけを伝えるのではなく、庭や物置なども含めて整理したい場所を伝えておきましょう。
一軒家の遺品整理費用はどのくらい?
一軒家の遺品整理費用は、間取りや荷物の量、作業人数などによって変わります。戸建ての場合は、室内の広さに加えて敷地内の荷物や搬出条件も見ておきたいところです。
以前の記事では、遺品整理の間取り別の費用目安を紹介しました。ただ、一軒家では同じ間取りでも、実際の作業量が大きく違うことがあります。
たとえば4LDKの家でも、
・家具や荷物が少ない
・庭や車庫にはほとんど物がない
・1階から荷物を運び出せる
という家と、
・各部屋に家具が多い
・物置や倉庫にも荷物がある
・2階に大型家具が残っている
という家では、必要な作業が変わってきます。
そのため、「何LDKか」だけで費用を決めるのではなく、家全体の状況を見ながら考えることになります。
庭や物置にも荷物があるときは?
一軒家を片付けるとき、意外と見落としやすいのが屋外です。
家の中を見て「これで全部」と思っていても、庭の隅や物置を開けると、長年しまわれていた物が出てくることがあります。
庭や車庫に残っている物
庭にある物も、整理を依頼するケースがあります。
たとえば、
・自転車
・植木鉢
・園芸用品
・工具
・物干し竿
・収納用品
などです。
車庫に古い自転車や工具、棚などが残っていることもあります。
植木鉢が数個ある程度なら作業量は限られるかもしれませんが、庭や車庫に物が大量に置かれていれば、その分だけ仕分けや搬出の作業が増える可能性があります。
また、庭木の伐採やブロックなど、通常の家財整理とは異なる作業を希望する場合もあります。こうした作業まで対応してもらえるかは、業者に確認が必要です。
物置や倉庫は中身だけとは限らない
物置や倉庫には、工具、農具、季節用品などがまとめて残っていることがあります。
中にある物を出すだけなら家財整理の範囲で考えられますが、「物置そのものも撤去したい」となると話が変わります。
物置の解体や撤去まで依頼できるか、料金が別になるかは業者によって異なります。
見積もりを頼むときは、「物置の中身だけなのか、建物自体も撤去したいのか」まで伝えておくと、後から話が食い違いにくくなります。
2階の家具や搬出経路も費用に関係する
一軒家では、荷物を「どこから運び出すか」も見ておきたいポイントです。
2階の大型家具はどう運ぶ?
2階にタンスやベッドなどの大きな家具が残っている場合、階段からそのまま運べるとは限りません。
家具を分解して運び出すこともあれば、家の構造や家具の大きさによっては別の搬出方法が必要になるケースもあります。
特に、「この家具は階段を通らないかもしれない」と思う物があれば、見積もりのときに実物を見てもらう方が話が早いでしょう。
搬出方法によって、追加料金が発生する場合があります。
家の前にトラックを停められる?
もう一つ確認しておきたいのが、家と車両の距離です。
家の前までトラックを付けられる家なら、荷物を運ぶ距離は短くできます。
一方で、前の道路が狭かったり、敷地内に車両を入れられなかったりすると、家からトラックまで荷物を運ぶ距離が長くなることがあります。
家の前の道路が細い、坂道になっている、門から玄関まで距離があるといった場合も、作業員が荷物を運ぶ条件は変わります。
「トラックはどこまで近づけますか」と聞かれたら、実際の状況を伝えておきましょう。
見積もりでは「何をどこまで頼むか」を確認する
一軒家の場合、見積もり金額だけを見ても、安いのか高いのか判断しにくいことがあります。
たとえば、A社は庭や物置まで含んだ金額、B社は室内の整理だけの金額ということも考えられます。
比べるときは、金額と一緒に作業範囲を確認してみましょう。
見積もり前に伝えておきたい場所
次のような場所に荷物がある場合は、最初に伝えておくとよいでしょう。
「家の中を片付けたい」とだけ伝えると、庭や物置が作業範囲に入っていない可能性があります。
どこまで整理してほしいのかを具体的にしておくと、複数の見積もりを比べるときにも条件をそろえやすくなります。
追加料金がかかる作業を聞いておく
見積もりでは、総額だけでなく追加料金の条件も確認しておきたいところです。
たとえば、
・大型家具の解体
・重量物の搬出
・吊り下ろし作業
・物置の解体や撤去
・庭や車庫の整理
・特殊清掃
などです。
これらが基本料金に含まれるのか、別料金になるのかは業者によって異なります。後から「この作業は追加だった」とならないよう、気になる作業があれば見積もりの段階で聞いておきましょう。
一軒家の費用は「家全体の状況」で考える
一軒家の遺品整理では、間取りが同じでも費用が同じになるとは限りません。
室内の荷物に加えて、庭、車庫、物置、倉庫などに何が残っているのか。2階に大きな家具があるのか。トラックを家の近くまで付けられるのか。
こうした条件を一つずつ見ていくと、なぜ見積もりに差が出るのかも分かりやすくなります。
まとめ
一軒家の遺品整理で費用を考えるときは、間取りだけでなく、敷地内の荷物と搬出条件にも目を向けてみましょう。
特に確認したいのは、
・庭や車庫に荷物が残っていないか
・物置や倉庫の中も整理するのか
・2階に大型家具が残っていないか
・トラックを家の近くまで付けられるか
・解体や吊り下ろしなどの作業が必要か
といった点です。
料金は業者や地域、荷物の量、作業条件などによって変わります。見積もりを取る際は、金額だけでなく「どこまでの作業が含まれているか」も確認しておきましょう。
一軒家ならではの条件まで伝えておけば、見積もりを比較するときにも、金額の違いを判断しやすくなります。


