親のスマホは大丈夫?デジタル遺品で困らないための準備

親がスマホを使うようになり、「何かあったときに家族は困らないだろうか」と考えたことはありませんか。

最近は、デジタル遺品という言葉を耳にする機会が増えています。

「スマホのロックが解除できず、必要な連絡先が分からない」「利用していたサービスが把握できない」といった声も少なくありません。実際にどのような場面で困るのかを知っておくと、備え方もイメージしやすくなります。

とはいえ、パスワードをすべて聞いたり、スマホの中身を確認したりする必要はありません。

大切なのは、親がスマホをどのように使っているのかを知っておくことです。

この記事では、デジタル遺品の基本と、親のスマホで確認しておきたいポイントをわかりやすく解説します。

この記事でわかること

✓ デジタル遺品とは何か
✓ 親のスマホで確認しておきたいこと
✓ 家族が困らないために今からできる準備

この記事は、親のスマホについて確認したいことを整理するときにも役立ちます。必要になったときに見返せるよう、保存しておくと便利です。

デジタル遺品とは?

デジタル遺品とは、スマホやパソコンの中に残されたデータや、インターネット上で利用しているサービスなどを指します。

例えば、次のようなものがあります。

・LINEなどの連絡アプリ
・写真や動画
・ネット銀行
・ネット通販の利用履歴
・有料サービス(サブスク)
・メールアカウント

以前は通帳や印鑑など、紙の書類を管理していれば十分な場面もありました。

しかし現在は、さまざまな情報がスマホの中で管理されています。

そのため、家族がスマホを開けなかったり、どのようなサービスを利用していたのか分からなかったりすると、手続きに時間がかかることがあります。

例えば、親しい友人との連絡をLINEだけでやり取りしていた場合、連絡先が分からず、お知らせしたくても連絡できないケースもあります。

デジタル遺品は特別なものではなく、多くの人に関係する身近な備えと考えておくとよいでしょう。

親のスマホで確認しておきたいこと

「何を確認すればいいのか分からない」という人は、次の4つを参考にしてみてください。

すべてを把握する必要はありません。

親が普段どのようにスマホを使っているかを知るだけでも、将来の備えにつながります。

ロック解除の方法

スマホには、暗証番号や指紋認証、顔認証などのロックが設定されていることが一般的です。

ロックを解除できなければ、必要な連絡先や契約内容を確認できない場合があります。

だからといって、暗証番号を無理に聞く必要はありません。

「もし何かあったときは、どうすればスマホを確認できるの?」

というように、困ったときの対応だけでも話しておくと安心です。

利用しているサービス

スマホでは、電話やLINE以外にも、さまざまなサービスを利用できます。

例えば、

・ネット通販
・ネット銀行
・電子マネー
・動画配信サービス
・音楽配信サービス

などです。

家族が利用状況を知らないと、必要な手続きや契約の確認に時間がかかることがあります。

「どんなアプリをよく使っているの?」のように、日常会話として聞いてみるとよいでしょう。

連絡手段

最近は、電話番号よりもLINEでやり取りをする人が増えています。

親しい友人や親戚との連絡先も、スマホの中だけに保存されていることは珍しくありません。

万が一のとき、家族が連絡先を確認できないと、お世話になった人へ連絡したくても相手が分からないことがあります。

誰とやり取りしているかまでは踏み込まず、連絡の手段だけ知っておければ十分です。

写真や大切なデータ

スマホには、思い出の写真や動画がたくさん保存されていることがあります。

また、メモや住所録など、日常生活で必要な情報が入っている場合もあります。

機種変更や故障に備えて、写真の保存方法を親が理解しているか確認しておくのも一つの方法です。

「写真はバックアップしている?」

バックアップの有無を確認しておくだけでも、いざというときの安心材料になります。

パスワードは無理に聞かなくても大丈夫

デジタル遺品と聞くと、「今のうちにパスワードを全部聞いておかなければ」と考える人もいるかもしれません。

ですが、それが親の負担になってしまっては本末転倒です。

スマホには個人情報が多く入っているため、抵抗を感じる人も少なくありません。

まずは、

・スマホをよく使っているか
・どのようなサービスを利用しているか
・困ったときは誰に相談するつもりか

このようなことを話題にするだけでも十分です。

話せる範囲から確認していくことで、お互いに構えず話しやすくなります。

家族が困らないために今からできること

デジタル遺品への備えは、特別な準備から始める必要はありません。

例えば、帰省したときや電話で話す機会に、

・スマホは毎日使っている?
・よく使うアプリはある?
・写真はどこに保存しているの?

このような話題なら、終活を意識させずに聞くことができます。

親の利用状況が分かるだけでも、「何も分からない」という状態は避けやすくなります。

まとめ

スマホは、連絡先や写真だけでなく、ネット銀行やネット通販など、さまざまな情報を管理する大切な存在になっています。

だからこそ、何かあったときに家族が困らないよう、普段どのように使っているのかを知っておくことが備えにつながります。

今回紹介した確認ポイントは次のとおりです。

・ロック解除の方法
・利用しているサービス
・連絡手段
・写真や大切なデータ

一度にすべてを把握しようとしなくて大丈夫です。

次に帰省したときや電話で話す機会があれば、「スマホでは普段どんなことをしているの?」と聞いてみてはいかがでしょうか。

その一言が、将来への備えにつながるきっかけになるかもしれません。

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