親も60代・70代になり、「終活について考えた方がいいのだろうか」と感じていませんか。
一方で、
・まだ元気だから必要ない気がする
・子どもから話すのは早すぎるかもしれない
・何歳くらいから始めるものなの?
と迷う人も多いでしょう。
私自身も、両親が元気なうちは「終活はまだ早いのでは」と考えていました。しかし、離れて暮らしていることもあり、「何かあったときに困らないよう備えておきたい」と思うようになり、親の終活について考え始めました。
終活は、年齢だけで始める時期を決めるものではありません。親子で落ち着いて話せるタイミングだからこそ、できる準備もあります。
この記事では、終活を始める時期の考え方や、元気なうちに話し合うメリットについてわかりやすく解説します。
✓ 親の終活は何歳から考え始めればよいのか
✓ 元気なうちに終活を考えるメリット
✓ 終活を考え始めるきっかけになりやすい出来事
終活を始める年齢に決まりはありません。
大切なのは年齢ではなく、親子で将来について話せるタイミングです。
日常の中にある小さな変化やきっかけに気づくことで、慌てず備えやすくなります。
親の終活は何歳から始めるもの?
親の健康状態や暮らし方、家族構成によって、考え始めるタイミングはそれぞれ異なります。
そのため、「まだ60代だから早い」「80代になってからでいい」と年齢だけで判断することはできません。
元気なうちだからこそ、お互いの考えをゆっくり話せることもあります。
年齢だけで判断する必要はない
終活という言葉を聞くと、「高齢になってから始めるもの」というイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかし、実際には仕事を引退したことをきっかけに考え始める人もいれば、子どもが独立したタイミングで身の回りを整理する人もいます。
始める時期に正解はありません。
親の生活環境が変わったときや、将来について話しやすいと感じたときが、一つのきっかけになるでしょう。
元気な今だから話せることもある
体調や生活に大きな変化があってからでは、落ち着いて話し合う時間を取りにくくなることもあります。
体調が落ち着いている今だからこそ、
・これからどんな暮らしをしたいか
・困ったときは誰に相談したいか
・大切にしていることは何か
など、親の考えを聞くことができます。
終活というより、これからの暮らしについて話す時間と考えると、気持ちも少し楽になるかもしれません。
元気なうちに終活を考えるメリット
「まだ早い」と感じていても、元気なうちに話しておくことで得られることは少なくありません。
慌てて準備を進める必要はありませんが、時間に余裕があるからこそ、親子で納得しながら考えられることがあります。
親の希望を落ち着いて聞ける
将来について話すときは、親自身がどう考えているかを知ることが欠かせません。
元気なうちは気持ちにも余裕があるため、
・これからも自宅で暮らしたい
・大切にしている物がある
・子どもに伝えておきたいことがある
など、自分の考えを話しやすい傾向があります。
子どもが想像していた内容とは違う考えを持っていることもあるため、早い段階で知っておくことは、お互いにとって安心につながります。
子どもも心の準備がしやすい
終活は親だけが考えるものではありません。
子どもにとっても、将来について考えるきっかけになります。
親に時間や気持ちの余裕があるタイミングであれば、お互いに無理なく話しやすくなります。
また、子ども自身も終活について知る時間が持てるため、必要な情報を整理しやすくなります。
「何かあってから考える」のではなく、「今できることを知っておく」という意識が、将来への備えにつながるでしょう。
終活を考え始めるきっかけになりやすい出来事
「まだ早い」と感じているうちは、何をきっかけに考え始めればいいのか分かりにくいものです。
実際には、特別な出来事がなくても、日常の中の小さな場面が考え始めるタイミングになることがあります。
健康診断や通院の結果を聞いたとき
親の健康診断の結果を聞いたときや、通院に付き添ったときは、将来のことを意識しやすいタイミングの一つです。
体調に大きな問題がなくても、「今のうちに聞いておきたいことはあるか」を考えるきっかけになります。
深刻な話としてではなく、「最近の調子はどう?」という延長で聞いてみると、話を切り出しやすくなります。
実家に帰省したとき
帰省したときに、実家の様子がいつもと少し違うと感じることはないでしょうか。
・物が以前より増えている
・階段や段差の上り下りに時間がかかっている
・冷蔵庫の中身に変化がある
こうした小さな変化に気づいたときも、終活を考え始める自然なきっかけになります。
無理に指摘する必要はなく、気づいたことを心に留めておくだけでも十分です。
周りで終活の話題が出たとき
友人や職場の同僚から、親の終活や介護の話を聞くこともあるでしょう。
そうした話は、自分の親の状況を振り返るきっかけになります。
他の家庭の話を聞いて「うちはどうだろう」と考えること自体が、終活を意識する第一歩です。
まとめ
親の終活を始める年齢に、決まった答えはありません。
60代だから早い、80代だから遅いというものではなく、それぞれの家庭で考えるタイミングは異なります。
年齢よりも意識しておきたいのは、健康診断の結果や帰省したときの様子など、日常の中にあるきっかけです。
こうした場面に気づいたとき、「そろそろ話してみようか」と考えるだけでも、終活を始める一歩になります。
「まだ早いかな」と迷ったときは、年齢ではなく、身の回りの小さな変化に目を向けてみてください。
その気づきが、これから先の安心につながっていくはずです。

